サンライズみずほ/乗り鉄+スマホ撮り鉄

鉄道の「楽しい情報」「役に立つ情報」を、前向きに発信しています。Instagramのフォロワーさんが4000人を超えました。

電気代が3%ぐらい節約できるかも!?詳しくはこちらをチェック!

JRの関西空港アクセス「関空快速」と「はるか」

JRの関空へのアクセスは、「関空快速」と「はるか」

先日、南海の関西空港アクセス(「空港急行」と「ラピート」)の、お得な利用法と、列車の選択方法についてご紹介しました。


今回は、JRの関空アクセスと、お得なきっぷについてご紹介します。

 

JRで関西空港へ行く場合、主に利用できる列車は2種類。

「関空快速」と、特急「はるか」です。

 

「関空快速」は、関西空港から阪和線経由、天王寺で大阪環状線に乗り入れて、大阪駅方面に向かいます。(一部、天王寺発着の関空快速もあります。)

一方の「はるか」は、関西空港から、天王寺・新大阪を経由して、京都方面へ向かいます。大阪駅は通りません。

f:id:mhli:20191009122010j:plain

 

関空快速の所要時間と料金は?

関空快速の所要時間は、天王寺まで50分~60分、大阪駅まで行くと、さらに15~20分かかるので、1時間10~20分ほどになります。

関空快速は、乗車券だけで利用でき、SuicaやICOCAなどのICカードも利用できます。

関西空港からの運賃は、例えば、

天王寺・新今宮まで、1,080円。

大阪駅まで、1,210円。

ちなみに、競合相手である、南海の空港急行を利用すると、新今宮や難波まで930円です。

ということで、環状線の各駅や、大阪メトロの駅に行くなら、南海線を利用する方が安く済みます。

 

空港急行と比べた時の関空快速のメリットは、

・環状線内の快速停車駅(大正、弁天町、西九条、福島、大阪)まで、乗り換えなし。

・転換クロスシートなので、座れれば快適。

このあたりでしょうか。

 

日根野で、紀州路快速との分割併合があるので、時間的にも若干長くなってしまいます。

 

「はるか」の所要時間と料金は?

まず、所要時間は、

天王寺まで30~40分、

新大阪まで50~60分、

京都まで80~90分

ぐらいです。

停車駅が少ないので、関空快速よりだいぶ早いですね。

 

料金は、例えば自由席の場合。(乗車券と特急券の合計)

天王寺まで、1,740円

新大阪まで、2,380円

京都まで、2,900円

になります。

 

「はるか」に安く乗る方法

「関空快速」も「はるか」も、あまり割引は充実していませんが、条件が合えば、お得に「はるか」に乗れるきっぷが発売されています。

(1)はるか早特往復きっぷ

大阪・京都・滋賀方面、兵庫・岡山・広島方面からの往復割引きっぷです。

3日前までの発売、有効期間が14日間なので、長期の海外旅行などにも利用できます。

指定席の変更も可能なので、復路の飛行機が遅れても、ある程度対応可能です。

 

価格は、例えば、

天王寺から、3,060円、

新大阪から、3,770円、

京都から、4,890円、

米原から、7,640円、

姫路から、6,930円、

岡山から、12,020円、

広島から、21,690円。

 

3日前までに購入して、往復するなら、結構便利なきっぷです。

ただ、京都からのリムジンバスは往復4,260円なので、それと比べると若干高いですね。

 

(2)J-WESTチケットレス、eチケットレス特急券、チケットレス特急券

いずれも、割引が適用された、チケットレスの指定席特急券です。

商品によって、「誰がいつ購入できるか」が異なり、価格に差があります。

・J-WESTチケットレス

 <J-WESTカード会員専用。前日、当日のみ予約可能>

 関空から、天王寺まで520円、新大阪まで630円、京都まで730円。

 (運賃と合計:天王寺まで1,600円、新大阪まで2,020円、京都まで2,640円)

・eチケットレス特急券

 <J-WESTカード会員専用。1ヶ月前から、当日まで予約可能>

 関空から、天王寺まで660円、新大阪・京都まで、930円。

 (運賃と合計:天王寺まで1,740円、新大阪まで2,320円、京都まで2,840円)

・チケットレス特急券

 <誰でも利用可能。1ヶ月前から当日まで予約可能>

 関空から、天王寺まで990円、新大阪・京都まで1,320円です。

(運賃と合計:天王寺まで2,070円、新大阪まで2,710円、京都まで3,230円)

 

J-WESTカード会員なら、自由席より安く指定席を利用できることになります。

ネット予約サービス(e5489)を利用して、変更もかなり自由にできるので、特に片道利用の場合、とても便利です。

一方、往復利用で、3日前に購入できるなら、早特往復きっぷの方が安いですね。

 

(1)はるか往復早特きっぷと(2)チケットレス特急券、うまく使い分ける必要がありそうです。

 

J-WESTカードについてはこちらを参考にしてください。

 

出発地・目的地別に料金をまとめてみると

以上、列車ときっぷごとに紹介しましたが、駅別にまとめてみます。

(1)天王寺

普通乗車券(関空快速):1,080円

J-WESTチケットレス特急券<会員専用>:1,600円

通常購入(自由席):1,740円

eチケットレス特急券<会員専用>:1,740円

チケットレス特急券:2,070円

通常購入(通常期指定席):2,270円

 

はるか早特往復きっぷ:3,060円

 

(2)大阪

普通乗車券(関空快速):1,210円

天王寺からはるか自由席:1,870円

 

(3)新大阪

J-WESTチケットレス特急券<会員専用>:2,020円

eチケットレス特急券<会員専用>:2,320円

通常購入(自由席):2,380円

チケットレス特急券:2,710円

通常購入(通常期指定席):2,910円

 

はるか早特往復きっぷ:3,370円

 

(4)京都

J-WESTチケットレス特急券<会員専用>:2,640円

eチケットレス特急券<会員専用>:2,840円

通常購入(自由席):2,900円

チケットレス特急券:3,230円

通常購入(通常期指定席):3,430円

 

はるか早特往復きっぷ:4,890円

 

まとめ

高いイメージのある「はるか」ですが、早特往復きっぷやチケットレス特急券を利用すると、意外と安く利用できることがあります。

京都や新大阪からは、乗り換え不要の「はるか」が圧倒的に便利なのは確かなので、うまく利用して、お得で快適に利用しましょう。