保育園・幼稚園の年齢の子供と四国に行くなら、きっと楽しい思い出になるアンパンマン列車。
今回は、その中でも唯一の「電車」、8000系アンパンマン列車をご紹介します!
「予讃線8000系アンパンマン列車」は、特急「しおかぜ」「いしづち」
運転区間は、岡山・高松~松山です。
2019年11月現在の列車はこちらです!
岡山発松山行き:しおかぜ9号(11:35)、しおかぜ21号(17:35)
高松発松山行き:いしづち101号(5:17)、いしづち9号(11:50)、いしづち21号(17:53)
松山発岡山行き:しおかぜ10号(8:10)、しおかぜ22号(14:23)
松山発高松行き:いしづち10号(8:10)、いしづち22号(14:23)、いしづち104号(20:36)
この他に、新居浜~松山の「モーニングEXP松山」「ミッドナイトEXP松山」としても運転されています。
詳細は、JR四国のサイトでも確認できます。
アンパンマン列車 時刻表 [ 予讃線 ] | アンパンマン列車 - JR四国
8000系アンパンマン列車、使いやすい時間帯の列車は?
本州からの旅行で使いやすい、岡山発着の「8000系アンパンマン列車」は、1日2往復。
山陽新幹線沿線から松山への旅行なら、午前中の松山行きと午後の松山発が使いやすいですね。
(1)下り岡山発松山行き・・・「しおかぜ9号」11:35発
岡山駅11:35発のしおかぜ9号。
東京を7時台、新大阪を10時頃出発すれば間に合う時間です。
(子供連れの場合は、岡山での乗り換え休憩はたっぷり取りましょう!)
11時台に岡山を出発するので、昼食は、岡山駅で早めに済ませるか、車内でお弁当を食べるのも良さそうです。
アンパンマンに興奮しながら早めにお弁当を食べて、途中で昼寝する・・・
親としては理想的なパターンではないでしょうか。
なかなか思う通りにはいきませんが(^_^;)
夕方の松山行きは、松山着が20時台と、ちょっと遅くなるので、子供連れには使いにくいですね。
(2)上り松山発岡山行き・・・「しおかぜ22号」14:23発
松山発の選択肢は、ちょっと早起きして8時台に乗るか、昼食後の14時台かですが、
松山に旅行した帰りなら、松山発14時台がちょうどいい感じです。
岡山でゆったり乗り換えても、新大阪には18時台には到着できますので、子供の生活リズムにもあまり影響せずに済みそうです。
松山でゆっくりお昼ごはんを食べてから乗車。
しばらくアンパンマンに興奮しながらも、お昼寝の時間帯なので、途中で眠くなってきて、長時間の移動がお昼寝中に完了!というのが望ましい形ですね。
まあ、なかなか思う通りにはいかないのですが(^_^;)
朝の松山発は、8時台なので、松山で宿泊しているなら、7時過ぎには宿を出発する必要があります。
駅前のビジネスホテルなら何とかなりますが、道後温泉でゆっくり過ごすと、とてもとても間に合いませんね。
「予讃線8000系アンパンマン列車」の編成
外観は、8両全体が、アンパンマンでラッピングされています。
8000系アンパンマン列車は、全部で8両編成ですが、5両と3両に分かれて走ることもあります。
例えば、「しおかぜ9号」は、岡山駅を5両で発車します。
瀬戸大橋を渡ってすぐの宇多津駅に到着すると、高松から3両で走ってきた「いしづち9号」と連結して、8両になって松山に向かいます。
逆も同じで、例えば、「しおかぜ10号」は、松山駅を8両で出発します。
途中の宇多津駅で、3両が高松行きの「いしづち10号」として先に発車し、残った5両が「しおかぜ10号」として岡山まで走ります。
<伊予西条駅の案内表示・・・しおかぜ(岡山行き)といしづち(高松行き)が連結されています。>
ということで、松山発の列車に乗る場合の注意。
行先の違う列車が連結されているので、特に、自由席に乗る場合は、行先を間違えないように要注意です。
岡山に行きたかったのに気づいたら高松だった、ということがあり得ます。
「予讃線8000系アンパンマン列車」の車内
8000系アンパンマン列車の車内は、大きく分けると3種類。
松山側から順番に見ていきます。
(1)グリーン車・・・アンパンマンの装飾なし
いちばん松山寄りの先頭車、1号車の先頭側半分がグリーン車です。
グリーン車は2+1列の広々としたシート。
ただし、アンパンマンの装飾は外装だけで、車内にアンパンマンのキャラクターはいません。
料金も高いですし、子供連れで乗るにはあまり向いていませんね。
(2)普通車/アンパンマンシート・・・車内は完全にアンパンマンの世界!!
グリーン車のお隣、1号車の残り半分が、「アンパンマンシート」の普通車指定席になっています。
1号車のデッキ、トイレも含めて、車内は、これでもか!!というぐらい、アンパンマンの装飾がいっぱいです。
限定16席なので、日付や時間帯によっては、かなり早い段階で満席になってしまいます。
早めの予約が肝心です。
座席番号は、7番から10番のAからDまで。
7番が松山側、10番が岡山・高松側で、2+2のリクライニングシートが並んでいます。
瀬戸内海を眺めたいなら、AB席、石鎚山など四国の山を眺めたいならCD席を指定しましょう。
窓は、7番8番で1つ、9番10番で1つの大きな窓で、8番と9番の間に窓枠があります。
4人で座席を向かい合わせて座る場合などは、「7~8」か「9~10」で取るのがいい感じです。
なお、この「アンパンマンシート」が設置されている1号車は、昼間の列車では岡山発着の「しおかぜ」(5両編成)になります。
高松発着の「いしづち」(3両編成)には、この「アンパンマンシート」はありませんので、要注意です。
高松発着でアンパンマンシートを利用したい場合は、途中で「しおかぜ」(アンパンマンシートは1号車)から「いしづち」(6号車から8号車)に席を移動する必要があります。
(3)普通車/通常座席・・・デッキや壁にアンパンマンのキャラクターが登場!
8両編成のうち、2号車から8号車は、通常の普通車です。
(昼間の列車では、2号車から5号車は「しおかぜ」、6号車から8号車が「いしづち」です。)
通常の普通車は、ちょっと控えめに、アンパンマンの装飾がされています。
デッキや壁など、車内をよく見ると、アンパンマンのキャラクターがところどころに発見できます!
子供と一緒に、どんなキャラクターがいるか探してみると面白いですね。
アンパンマンシートの指定席が満席で取れなかった場合は、2号車の指定席を取れば、1号車の「アンパンマンシート」をちょっと偵察に行くことも、簡単にできます。
また、1号車デッキのアンパンマントイレは、普通に誰でも使えます。
ということで、「アンパンマンシートが取れなかったら2号車指定席」、覚えておきましょう!
「予讃線8000系アンパンマン列車」(しおかぜ・いしづち)の予約方法
予約方法は、大きく分けると2つ。
JRの駅で購入する方法と、ネット予約です。
(1)JRの駅で購入する
アンパンマン列車のきっぷは、1ヶ月前から、全国のJRの駅のみどりの窓口や指定席券売機などで購入できます。
みどりの窓口の場合、駅員さんに、日付や時刻と人数、「アンパンマンシート」「アンパンマン列車」に乗りたいことなどを伝えれば、発券してもらえます。
指定席券売機の場合、日付や時刻を指定して列車を選択する時に、要注意。
同じ時刻の「しおかぜ」と、「しおかぜ(アンパンマン)」とが、別の列車のように表示されます。
この場合、「しおかぜ(アンパンマン)」の方を選んで進めば、「アンパンマンシート」が予約できます。
アンパンマンシートが満席の場合は、通常の「しおかぜ」を選んで、「アンパンマンシート」の1号車に近い、2号車の空席がないか確認してみましょう!!
(2)ネット予約・・・JR西日本のe5489サービスを利用!
アンパンマン列車を予約するには、JR西日本の「e5489」のサービスが利用できます。
会員登録が必要ですが、無料です。
ログインしたら、「その他の特急・新幹線予約」のメニューから、日付と区間を指定して予約することができます。
「アンパンマン」と書いた列車を選ぶのは、上記の指定席券売機の場合と同じです。
「8000系アンパンマン列車」に乗る時、子供の座席はどうする?
未就学の子供は、大人と一緒に乗る場合は、原則、無料です。
ただ、指定席を1席使用する場合は、子供の運賃・料金が必要です。
あくまで、私の個人的な経験ですが。
大人2名以上に対して子供1名なら、席なしで問題なし。
大人が1名だったり、子供が2名だったりする場合は、子供の分も席確保を検討します。
子供の年齢や乗車時間にもよりますが、参考にしていただければと思います。
大人2名以上+未就学の子供1名 → 大人の人数分
大人2名以上+未就学の子供2名 → 大人の人数分、または、大人の人数分+子供1席
大人1名+未就学の子供1名 → 大人1席、または、大人1席+子供1席
大人1名+未就学の子供2名 → 大人1席+子供1席
アンパンマンシートは指定席なので、子供が席を使うには乗車券と特急券が必要です。
一方、普通車自由席なら、空席があれば、未就学児も1席使っても問題ありません。
ということで、混雑しない時期や時間帯を選べるなら、自由席もおすすめです。
余裕があれば、車内を歩いて、1号車のアンパンマンシートをちょっと覗きに行ってもいいかもしれませんね。
「予讃線8000系アンパンマン列車」(しおかぜ・いしづち)をお得に利用する!
上手く条件に当てはまれば、乗車券や特急券が割引になる方法。
いくつかご紹介します。
(1)乗継割引を利用する
岡山駅で、新幹線と、アンパンマン列車「しおかぜ」を乗り継ぐ場合は、「乗継割引」が適用されて、在来線の分の特急料金が半額になります。
ですので、岡山で「しおかぜ」と新幹線の乗り換えをする時は、「しおかぜ」と新幹線と、一緒に予約するようにしましょう!
ネット予約の「e5489サービス」を利用する時も、条件に合えば乗継割引の料金で購入できます。
(新幹線と「しおかぜ」を別々のタイミングで購入すると、割引になりません。)
(「エクスプレス予約」などを利用する場合は割引になりません。)
(2)J-WESTカード会員専用の割引「eきっぷ」を利用する!
J-WESTカードの会員専用の、「eきっぷ」という割引きっぷがあります。
割引のイメージとしては、自由席と同じぐらいの価格で指定席に乗れる感じです。
新幹線と乗り継ぎの予約なら、「eきっぷ(乗継用)」が使えるので、乗継割引のような割引が受けられます。
1名であればそれほどの価格差ではないですが、家族4名で乗車する場合、2,000円以上の差になります。
J-WESTカードはクレジットカードですが、「ベーシック」なら年会費も無料。
家族で利用する場合や、年間に何度か利用する場合、会員になって、e5489のサービスを利用しても、損はありません。
J-WESTカードについて詳しくはこちら。
(3)レール&レンタカーきっぷ
家族で旅行、四国でレンタカーを利用したいなら、検討の価値ありです。
利用人数分、往復の乗車券が2割引、特急券が1割引になります。
そして、レンタカーは、「レール&レンタカー料金」で利用できます。
あまりメリットは大きくなさそうです・・・
例:大阪から松山まで移動する場合。
片道の通常料金は、11,390円。
乗車券:6,860円
特急券:新幹線(さくら)3,060円+在来線(しおかぜ)1,470円=4,530円。(乗継割引適用)
レール&レンタカーだと、10,880円。
乗車券:5,480円(2割引)
特急券:新幹線(さくら)2,750円+在来線(しおかぜ)2,650円=5,400円。
レール&レンタカーについて、詳しくはこちら!
まとめ
予讃線8000系アンパンマン列車のお得で楽しい乗り方をご紹介しました。
アンパンマンが好きな子供がいるなら、アンパンマン列車での旅行は、とても楽しい思い出になるはず。
また、アンパンマンシートなら、子供が泣き叫んでもお互い様。
周りのお客さんもあたたかく見守ってくれることでしょう。
今度の旅行はぜひ四国へ、アンパンマン列車に乗って行ってみてはいかがでしょうか。